読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

hkmaroのブログ

読書の感想など

島原に行った思い出

昨日から島原に一泊し、今日戻ってきた。

以前大学の後輩Kが九州に旅行しに来たとき、彼の知り合いと混じって私も一緒に旅行した。そのT氏という知り合いに、以前からまた飲みましょうと言われていたので休みの日に訪ねていくことにしたのだ。

手土産には香梅の陣太鼓を買った。熊本港に車を置いて、フェリーの往復チケットを買った。昼時だったので港の中にある喫茶店でスパゲティを食べた。

フェリーの中ではキンドルラノベを読んでいた。『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』という、今アニメ放映中の小説だ。ラノベを読むというのは本当に久しぶりのことだ。中身に関しては特に言うべきこともない。先入観そのものの内容とだけ言えば足りるだろう。ラノベ依存症患者だった私であるから、久しぶりに摂取した薬物が覿面に効くせいでどのような内容でも取り込むことができた。

ラノベはすぐに読み終わった。甲板に出た。天気は良く暑かったが海上では風が強く、長袖を着た。中国人やDQNの家族連れを見物した。

一時間ほどで島原港に付き、徒歩でアーケードまで向かった。島原港は中心市街地から南に2キロほど離れたところにある。徒歩ならば30分程度の道のりだ。途中で見つけた神社などに寄り道をしながら国道沿いを歩いていった。

ホテルは中心市街地にある。16時にチェックインし、荷物を置いた。T氏に連絡し、合流した。T氏と会うのは二度目なので、そんなに気心が知れた仲というわけでもない。共通の友人であるKの話などをしながらアーケードをぶらぶらし、居酒屋を物色した。

17時にならねば居酒屋が開かないので、それまでは適当に歩いた。最初に訪ねた居酒屋では予約満席で入店を断られたので別の店に行った。多少フライング気味だったようだが店に入ることはできた。

T氏は気の良い人物で、歓待してくれた。私は会話力がなく、適当な話題を見つけることもできず、正直盛り上がらない話題を展開していたが、彼はそれを補う実に良い話題を提供してくれた。Kの過去の話などをして盛り上がった。

2時間半ほど飲んで、別の店に移動した。二軒目では壱岐ゴールドという焼酎のボトルと氷を頼んだ。T氏は半端なく飲んでいた。私もごくごくと飲んだ。店のお上は招かれざる珍客、酔漢に対しやや冷淡な対応をしていたような気がするが我々はもはやsakeで優勝している状態なので気にもしなかった。ボトルはついに空になり、もう一杯グラスで壱岐ゴールドを、と注文すると、その酒はグラスでは提供していない、とにべもなく断られた。仕方なく別の酒を頼み、その一杯を飲む頃にはKの話題に依存せずなにか深刻な話をしていたような気がする。

ここからはだいぶ記憶が危うくなるが、二軒目を出てからは目の前の屋台に入った。おそらく三軒目に行くかどうかは微妙だったのだろうが、私は屋台を目にして感激してやや無理やり席についたのではなかったかと思う。地元のおじさんが先客にいた。屋台は夫婦でやっているようだったが、その夫婦も先客も良い人物に感じられ(というのはおそらく客たちも我々もsakeで優勝しているからだが)、おでんを適当に提供してもらいつつ焼酎を飲んだ。次々に客が増えていく。人気の屋台らしい。

客の話によると、昔は屋台が三軒ほど有ったが今はこの一軒のみらしい。島原の街の規模に比し屋台があるというのは珍しいことだと思う。島原は見たところ昔からあるものを非常に大事にする土地だと感じた。城や建物だけでなく、屋台も是非残して欲しい。

屋台ではT氏と話すことが殆どできず、客たちの話に相槌を打つのみだったのが少し悔やまれる。客に勧められるまま屋台のラーメンを食い、解散した。おそらく23時頃だろう。T市の家の前まで歩いたところは覚えているが、そこから先どうやってホテルに帰ったのかは全く覚えていない。

翌日は4時半ころ目覚め、二度寝することもできず7時半に朝食を摂った。焼酎ばかりのんだお陰で二日酔いはそれほどひどくなかった。

9時半にチェックアウトし、アーケード内にある温泉に入った。外は暑いのに二日酔いのせいか身体は冷えていた。なので湯はとても気持ちよかった。

アーケードや城を見物する気力もなく、島原港に向けて歩いた。今度は寄り道せず、11時には港に着いた。すこし早いが腹が減ったので昼食を摂りたかったが、港には適当な店が無い。スマホで調べて焼肉の店に行ってみようと思ったが、「休店中」と札が下げてある。しかし、その向かいに寿司屋を見つけた。普段私は寿司屋などには決して入らないが、その店はおかしなことに「ちゃんぽん」などの看板を出している。不思議な寿司屋だと思ってそこで飯を食うことにした。

親切なお上がいて、焼き飯を注文することにした。寿司屋のカウンターがあるが、もはや寿司は握られていないようだ。食事と酒を出す居酒屋という雰囲気だ。私がにんにくの香りがする焼き飯を食っていると、案の定爺さんが一人入ってきて、ビールを飲み始めた。ここは昼間から酒を飲める店なのだ。そういう店は町に一軒は必要だと思う。ただ、店の中に「集合無意識」と筆で書かれたものが額に入れて飾ってあるのは不思議だった。あれはなんなのだろう。また島原に行ったら寄ってみたい。

フェリーの中でも寝ることができず、ラノベを読んだ。熊本港から車に乗り、なんとか家にたどり着いた。爆睡し、夜に起き、今これを書いた。