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hkmaroのブログ

読書の感想など

幼少時の母親との関係

 思えば人生が成功するか否かは幼少時に母親と適切な関係を築けていたかどうかに全てかかっていると思う。実の母親でなくても良い。

 俺の人生がうまくいかないのは母親との関係のせいだ。俺は母親が嫌いで、いつか殴ってやりたいと考えている。吉本隆明は3歳まで母親と密着して育てられなかった人間はおかしくなる、とかいうことを言ってたように思う。その説を読んだ当時はオカルトだと思った。しかしそうではないということが理解できるようになった。『ヒトの本性』(川合伸幸)という本にこういうことが書いてある。

 ハーロウと同僚のスオミはさらに研究をつづけ、生後六ヶ月の仔ザルを母親や仲間から隔離して育てる実験を行いました。しばらくしてから集団に戻された仔ザルは、ほかの仲間と毛づくろいをしたり、遊ぶというような社会的行動をいっさい示さず、仲間からの関わりにも適切に反応できなくなっていました。日がな一日自分の身体を抱きしめたり、指をしゃぶるなどの異常な行動をしつづけたと報告されています。
 わたしもかつて、ある研究所で隔離して育てられたサルを見せてもらいましたが、糞を撒き散らし、人が来ると飛び回って金切り声をあげて、飼育ケージのなかでもぐるぐると回転して威嚇し、とても観察しつづけることができませんでした。
 ハーロウたちは、母親と仔ザルの二個体で育てる実験もしています。しかし、それでも仲間と遊ぶ機会を奪われた仔ザルは適切な社会行動を発達させることができませんでした。
 なお、サルといえども、いまではこのような実験を実施することは、法律や研究機関のルールで禁じられています。

 もう俺はまともな人間という自覚をこれっぽっちも抱いていないし、俺の遺伝子は絶やすべきだと思っている。だからこの先ずっと一人で生きていくだろう。普通の死に方はできないだろう。つまり、孤独死するだろう。母親との関係が正常でなかった俺は、適切な社会行動というものをどうやれば実行できるのか皆目検討がつかない。だから友人などは減る一方だろうし、普通に会話できる相手ですら事欠くだろう。

 今考えるべきことは、どうやれば苦痛を感じずに生存できるかだけだ。できるだけ痛みを感じずに死んでいける方法だけだ。不思議なことに、死にたいという考えは起こらない。寿命が来るまでは生きていざるを得ないという諦めのような気持ちのみがある。