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hkmaroのブログ

読書の感想など

七月二十五日 倉薗紀彦『三島凛は信じない! 1』

七月二十五日。昼も夜も牛丼。このままの食生活だと、もう十年もせずにハートアタックで死ぬだろう。

三島凛は信じない! 1 (電撃コミックス)

三島凛は信じない! 1 (電撃コミックス)

IQ200のわがままで強引な天才美少女がヒロインで、主人公の少年はそれに無理やり付き合わされ、超常現象を(否定するためにせよ)探すのが目的の部に入れられ、その活動の中でマジに超能力者の人間と出会っていくがヒロイン自身はその超能力は「トリック」があると思い安心するという、こうしてみるとそのまんま『涼宮ハルヒ』シリーズをパクッたマンガのように見える。まあ、作家としてはパクッたなどといわれると怒るのかもしれないが、しかしこれは誰がどう見てもパクリである。もちろん私はこのようなあからさまにパクリなあらすじを持つマンガだからこそ、ポストハルヒ的な何かを試みているのだろうか、という期待とともに手に取ったのだが、実際には個々のエピソードの濃度が薄く、かなりの劣化版ハルヒである。キャラの苗字に日本の文豪や有名作家の苗字が使われているのだが、全くキャラとの関連性はなく、三島由紀夫も『ハルヒ』も両方好きな私としては到底許しがたいマンガであった。

おそらくこのマンガの見所として作家側が想定して提示しているのは、いかにヒロインの三島が超常現象の「トリック」を論理的に合理的に科学的に暴いていくのか、という本格ミステリ的な推論の過程にあるのだろうと思われるのだが、それにしては読者がそこに一体化して参加しているような気分を得られることがないし、その上三島一人が「トリック」を暴いた気になって満足しているだけで、実はマジで超常現象でした、的なオチがつくので全く意味不明で支離滅裂なマンガとなっている。革命力0。