hkmaroのブログ

読書の感想など

ニコニコ動画へ初めて動画をアップした。動画といっても一枚絵に曲が流れるだけだ。
久しぶりに無目的に曲を作ったが、しかし聞いてもらう人もいないのでニコニコ動画にアップロードした次第なのだけれども、アップロードしたところで再生数を伸ばすのには工夫が必要なのらしい。事実私の動画は一時間当たり一回くらいしか再生されていない。再生数を伸ばすには旬のネタを仕込んだりだとか、フックのある萌えるサムネイルがあったりとか、いろいろなところで紹介されたりせねばならないらしい。単に「ネットの人気者」になるのにも相当な苦労が必要なのだ。そして熱心なニコニコ動画利用者の中には「本当にクオリティの高い動画は埋もれていて、大衆受けするくだらん動画ばかりが再生数を伸ばしているから、俺たち「わかってるユーザー」がマイリスト数を操作することによって良い動画を判別できるようにしようぜ!」的な運動をする人もいる。なんとしても「人気者」になりたいという若者の気持ちや、その気持ちへの若者同士間で理解し合う共同性が、こういう再生数格差論みたいなものが唱えられるところに表れているように思う。『タイニー・タイニー・ハッピー』を読むような女性や、本田透的な反恋愛資本主義者を含む非モテ男や、恋愛への屈折した願望とともに「スイーツ(笑)」などとネットに書き込む(あるいはその変奏的書き込みをする)オタクたちが宮台の言うように恋愛による包括的承認を求めているのに対し、「ネットの人気者」を目指す「ニコニコクリエイター」はネットの神になることによって包括的承認を得ようとするのであろう。もちろんこうした態度はニコニコクリエイターにのみあるものではなくネットでは昔からあったもので、たとえば違法アップロードで捕まった人のコメントなどにはよく「人気者になりたくて」とか「反響があるのがうれしかった」などというものがある。まあ、私の曲は別に再生数をことさら伸ばそうなどとは思っていないが、そうはいっても人には聞いて欲しいのでリンクをはっておく。
正月は夜中この曲を作っていたら明けていた。